設計施工の手引き - page 48

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植生基材吹付工 タフグリーン工法
写真
6.4
6.5
濁水発生状況
6. 5. 2
マルチング効果
耐侵食性の試験で使用した試験装置の,それぞれの植生基盤の
GL-1.0cm
の部分に自動センサ
ーを設置し,植生基盤の含水率を時間経過とともに測定している。
なお試験装置の斜面勾配は
60
°とした。
試験の結果,いずれの工法も時間経過とともに含水率は低下してくるが,本工法は施工後
1
間経過しても含水率
40%
程度は確保されているのに対して,植生基材吹付工は
20%
程度まで含水
率が落ち込んでいる。
本工法の植生基盤の保水効果に加え,土壌侵食防止マットのマルチング効果によるものと推測
される。
一般的に植物が限界含水率は
30%
程度と言われていることから,
斜面勾配60°
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
0.0
50.0
100.0
150.0
200.0
時間後(h)
含水率(%)
タフグリーン工法
植生基材吹付工
6.12
試験結果
1...,38,39,40,41,42,43,44,45,46,47 49,50,51,52,53,54,55
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