設計施工の手引き - page 45

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6. 3
緩衝能力確認試験
試験は,それぞれの資材に
0.1mol/L
の塩酸及び水酸化ナトリウムを
0.5ml
ずつ添加していき,
資材の土壌
pH
の変化を測定する手法を採用している。
測定の結果,砂は酸やアルカリを加えることでその影響を強く受けるのに対して,バーク堆肥
及び本工法の植生基盤は影響を受けにくいことが確認できる。特に本工法の植生基盤はほとんど
影響を受けていない。
なお変動幅を測定すると,砂は
9.47
,バーク堆肥は
4.18
,泥炭腐植土混合基盤材は
1.78
とな
った。変動幅が小さいほど高い緩衝能力を有することから,本工法で使用される植生基盤は高い
緩衝能力を有していることが確認できる。
6.8
試験結果
0
2
4
6
8
10
12
14
TGソイル2
バーク堆肥+ピートモス
資材名
変動幅
6.9
各資材の変動幅
緩衝曲線
0
2
4
6
8
10
12
14
2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
0.1mol/ℓ塩酸添加量(ml) 0.1mol/ℓ水酸化ナトリウム添加量(ml)
pH
蒸留水
バーク
TG基盤材
アルカリ化
酸性化
9.47
バーク
4.18
TG
1.78
9.47
4.18
1.78
1...,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44 46,47,48,49,50,51,52,53,54,...55
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