設計施工の手引き - page 49

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6. 6
中和材の確認試験
一般的に使用されている以下の中和材を使用し,酸性緩和試験を実施する。その後,分解され
なかったものについては溶出量試験を実施している。詳細は以下に示す。
6.2
使用資材
使用資材
①消石灰
②苦土石灰(炭酸カルシウム)
③有機石灰(貝殻粉砕物)
④転炉スラグ
⑤珪酸塩
ALC
粉砕物
【試験方法】
6.13
試験装置
6.14
試験装置
試験
1
各資材
50g
を袋や茶漉に入れ,その上か
ら蒸留水を
125ml
250ml
500ml
加水
する。その際にろ過される液体の
pH
測定する。またそれぞれの重量を測定
し,重量減率を確認する。なお
500ml
投入すると各資材が直接水に触れるよ
うな構造としている。
中和剤
試験
2
試験1において重量が減少しなかった
(水溶しなかった)資材
50g
を約
2,000ml
40
倍)の水の中につけ,翌日
の朝にその水の
pH
を測定する。これを
毎日繰り返すことで,各資材のアルカリ
分の溶出状況を把握することとし,持続
性を確認する。なお試験日数は
2
週間と
した
中和剤
2ℓ
翌日測定
1...,39,40,41,42,43,44,45,46,47,48 50,51,52,53,54,55
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