設計施工の手引き - page 41

37
6.
添付資料
6. 1
保水性確認試験
各資材を封入した試験装置(負圧式土壌水分計
(HJ-510
)
)を
60°
に固定し,水分保持力の違
いを時間変化する水ポテンシャル値により測定し,保水力を評価している。保水時間は植物との
毛管連絡が切断する
-49kPa
までの総時間と,満水状態から重力水がはけ,植物の有効水となる
-6kPa
から,植物との毛管連絡が切断する
-49kPa
までの有効保水時間を基準として検討している。
試験は以下の項目で実施した。
① 植生基材吹付工
② タフグリーン工法(
TG
ソイル
2
③ タフグリーン工法(
TG
ソイル
2
+タフフィルター)
写真
6.1
負圧式土壌水分計
(HJ-510
)
6.1
試験装置
試験の結果,植生基盤の保水性でも約
2
倍の差があるが,土壌侵食防止マットを敷設すること
でさらに保水効果に差が認められる。本工法の高い保水性が確認された。
0
100
200
300
400
500
③タフグリーン工法(マット併用)
②タフグリーン工法
①植生基材吹付工
工法名
有効保水時間(h)
6.2
試験結果
4.5
cm
3
cm
40
cm
2
3
1...,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40 42,43,44,45,46,47,48,49,50,51,...55
Powered by FlippingBook