設計施工の手引き - page 34

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5. 3
施工方法
5. 3. 1
施工フロー
本工法の施工上の特徴は,植生基盤を最初に吹き付けた後に,土壌侵食防止マットを敷設する
点である。一般的な植生基材吹付工では,ラス金網を敷設後に植生基盤を吹き付けるが,本工法
では①法面清掃→②植生基材吹付→③土壌侵食防止マット敷設となる。
以下に本工法の施工フローを示す。
5.2
施工フロー
5. 3. 2
法面清掃工
地山に残存する不安定な土砂や岩塊を事前に除去する。なお地山に生育する植物種は地際で伐
採することで,土壌侵食防止マットの持ち上げを抑制する。
5. 3. 3
吹付工
吹付工の留意点は,以下のとおりである。
地山が著しく乾燥している場合には,あらかじめ散水してから吹き付ける。
START
準備工
仮設工
①法面清掃
②吹付工
残土処理
起工測量
湧水処理
プラント設置
材料搬入
出来形検査
(基盤厚)
③マット敷設
出来形検査
(アンカーピン等)
出来形測量
片付け
完成
①法面清掃
②吹付工
③マット敷設
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