設計施工の手引き - page 30

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4. 6. 2
自然侵入促進工・森林表土利用工・採取種子利用工
自然侵入促進工・森林表土利用工・採取種子利用工等の緑化手法を用いた場合は,以
4.
判定を目安とする。採取種子利用工
4.
森林表土利用工の成績判定を活用する。
4.9
自然侵入促進工の成績判定の目安
目標及び
対象
評価
施工
6
ヶ月後の状態 注
1)
対応策
自然侵入
促進工
侵食が認められない。
ネットを用いた施工法の場合には,大きな破れがない。
所々に侵入植物の発芽個体が認められる。
判定
保留
侵食は認められないが,侵入植物の発芽個体も認められない。
ネットを用いた施工法の場合,ネットに大きな破れはないが,侵
入植物の発芽個体は認められない。
翌年の生育期 注
2)
を経
るまで様子を見る。
不可
侵食が認められ,拡大する可能性がある。
ネットを用いた工法の場合,ネットに大きな破れが認められる。
造成した植生基盤の土壌硬度が
27mm
以上 注
3)
である。
原因を追及し,工法を再
検討した上で再施工す
る。
1
植物の生育期以外や,生育期を
6
ヶ月以上経過していない時点で判定する場合は,将来の植物の出
現可能性に配慮する。
2
生育期とは,月平均気温おおむね
15
℃以上の期間を指す。
3
山中式土壌硬度計による測定値。
(
)
日本道路協会
(2009)
道路土工 切土工・斜面安定工指針
(
平成
21
年度版
)
4.10
森林表土利用工の成績判定の目安
目標及び
対象
評価
施工
3
ヶ月後の状態 注
1)
対応策
森林表土
利用工
侵食が認められず,植被率が
10%
以上であり,
1
㎡当たり
5
種類
以上 注
3)
の出現種が認められる。
判定
保留
侵食は認められないが,発芽個体も認められない。
翌年の生育期 注
2)
を経るまで様子
を見る。
不可
侵食が認められ,拡大する可能性がある。
造成した植生基盤の土壌硬度が
27mm
以上 注
4)
である。
原因を追及し,工法
を再検討した上で
再施工する。
1
植物の生育期以外や,生育期を
3
ヶ月以上経過していない時点で判定する場合は,将来の植物の出
現可能性に配慮する。
2
生育期とは,月平均気温おおむね
15
℃以上の期間を指す。
3
植物の生育が平均的と判断した
3
ヶ所程度の平均値。
4
山中式土壌硬度計による測定値。
(
)
日本道路協会
(2009)
道路土工 切土工・斜面安定工指針
(
平成
21
年度版
)
1...,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29 31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,...55
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