設計施工の手引き - page 25

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4. 4
基盤厚の選定
本工法では,植物の生育条件
(
土壌酸度,土質,土壌硬度,陽イオン交換容量(
CEC
),亀裂間
)
に応じて適用する規格が異なる。
以下に本工法の規格選定フロー
4.2
示す。なお,太字は法面調査の完了前などの設計時
に適用するフローで,施工前にはこのフローを参考に法面に併せた基盤厚を検討することが望ま
しい。
スタート
土質は硬岩か
亀裂間隔は
20cm以上か
土壌硬度は
30mm以上か
陽イオン交換容量
または
土質区分は
TG20C
人力打設
TG30C
人力打設
TG30C
ドリル打設
TG50C
ドリル打設
Yes
Yes
Yes
Yes
No
No
No
No
10meq/100g未満
or砂質土
土壌pH4.0(H
2
O)以上である
または,強酸性土壌の心
配はない
EC値が0.25mS/cm以上
かつ
pH4.0(H
2
O
2
)以下ある
10meq/100g以上
or粘性土
Yes
Yes
No
No
土質は軟岩か
強酸性土壌対策フ
ロー
図4.3へ
4.2
規格フロー
※ 斜面が露出していない(切土前)場合の土質判断は,周辺部の露岩やボーリング結果等から
想定して行う。
※ 陽イオン交換容量
(CEC)
の測定については,特殊な機械を使用することから,研究会では,測
定を無償で実施している。
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