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4. 4
基盤厚の選定
本工法では,植物の生育条件
(
土壌酸度,土質,土壌硬度,陽イオン交換容量(
CEC
),亀裂間
隔
)
に応じて適用する規格が異なる。
以下に本工法の規格選定フロー
示す。なお,太字は法面調査の完了前などの設計時
に適用するフローで,施工前にはこのフローを参考に法面に併せた基盤厚を検討することが望ま
しい。
スタート
土質は硬岩か
亀裂間隔は
20cm以上か
土壌硬度は
30mm以上か
陽イオン交換容量
または
土質区分は
TG20C
人力打設
TG30C
人力打設
TG30C
ドリル打設
TG50C
ドリル打設
Yes
Yes
Yes
Yes
No
No
No
No
10meq/100g未満
or砂質土
土壌pH4.0(H
2
O)以上である
または,強酸性土壌の心
配はない
EC値が0.25mS/cm以上
かつ
pH4.0(H
2
O
2
)以下ある
10meq/100g以上
or粘性土
Yes
Yes
No
No
土質は軟岩か
強酸性土壌対策フ
ロー
図4.3へ
図
4.2
規格フロー
※ 斜面が露出していない(切土前)場合の土質判断は,周辺部の露岩やボーリング結果等から
想定して行う。
※ 陽イオン交換容量
(CEC)
の測定については,特殊な機械を使用することから,研究会では,測
定を無償で実施している。