設計施工の手引き - page 29

25
4. 6
生育判定
生育判定については,道路土工の成績判定の目安を参考とする。
4. 6. 1
播種工(外来草本種使用時)
外来草本種を導入種として使用した場合は,以
4.
判定を目安とする。ただし,在来種や
マメ科木本種を主体とした植物種を導入種とした場合,生育速度が遅いことが知られており,そ
の場合は判定時期等を発注者と協議をし,判定時期を決定する。
4.8
播種工の成績判定の目安
目標及
び対象
施工
3
ヶ月後の植生の状態
対応策
植被率が
30
50%
であり,木本類が
10
/
㎡以上確認でき
る。
植被率が
50
70%
であり,木本類が
5
/
㎡以上確認できる。
草本類に
70
80%
覆われており,木本類が
1
/
㎡以上確認
できる。
翌年の春まで様子を見る。
所々に発芽が見られるが,のり面全体が裸地状態に見える。
判定時期が春期,夏期の場合は
1
2
ヶ月,秋期,冬期の場合は翌
年の春まで様子を見る。
生育基盤が流亡して,植物の成立の見込みがない。
再施工する。
木本類の発芽が確認できない。
木本種子を追播する。
草本類の植被率が
90%
以上で,木本類が被圧されている。
草刈り後,様子を見て対策を講じ
る。
のり面から
10m
離れると,のり面全体が「緑」に見え,植
被率が
70
80%
以上である。
1
㎡当たり
10
本程度の発芽はあるが,生育が遅い。
また植被率が
50
70%
程度である。
判定時期が春期,夏期の場合は
1
2
ヶ月,秋期,冬期の場合は翌
年の春まで様子を見る。
生育基盤が流亡して,植物の成立の見込みがない。植被率が
50%
以下である。
再施工する。
1
判定する時期は,月平均気温
15
℃以上で最低
3
ヶ月経過後を基本とする。
2
施工時期や施工地域,施工後の気象等により成果が左右される点に注意を要する。
3
落葉時期の判定は避けることが望ましい。
(
)
日本道路協会
(2009)
道路土工 切土工・斜面安定工指針
(
平成
21
年度版
)
一部修正】
1...,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28 30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,...55
Powered by FlippingBook