設計施工の手引き - page 12

8
1
)耐侵食性
本工法と植生基材吹付工の耐侵食性を比較する試験を実施した。試験結果の詳細は
6.5
土壌侵
食防止マット効果確認試験に示す。
試験の結果,本工法は,植生基材吹付工に比べ,非常に高い耐侵食性が確認できる。
また,本工法から排出される雨水はほとんど濁らないが,植生基材吹付工から排出される雨水
は濁水となった。濁水発生も抑制することが確認された。
1.8
耐侵食性試験結果
工法名
タフグリーン工法
植生基材吹付工
3
時間
/20
180mm
0.25g
42g
評価
本工法は,土壌侵食防止マットの効果により,植生基材吹付
工より,極めて高い基盤流出抑制効果があることが確認される。
2
)マルチング効果
上記の試験の際に,それぞれの植生基盤の
GL-1.0cm
の部分に自動センサーを設置し,保湿性
(蒸発抑制効果)を試験している。試験結果の詳細は
6.5
土壌侵食防止マット効果確認試験に示
す。
試験の結果,本工法は,植生基材吹付工に比べ,高い含水率を有することが確認された。これ
はマルチング効果によるものが大きいと推測される。
1.9
耐侵食性試験結果
工法名
タフグリーン工法
植生基材吹付工
1
週間経過時の含水率
40%
20%
評価
本工法は植生基材吹付工より,高いマルチング効果
が期待できる。乾燥に強いことが示唆される。
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