14
3. 3
調査項目の説明
3. 3. 1
土壌物理性
（
1
）土壌硬度
植物の根系が土中に伸長できる硬さは
示す土壌硬度計の値で判断することが出来る。
測定は，山中式土壌硬度計で測定する。一般的には，三角形のそれぞれの頂点で測定した
3
点の
平均値を採用する場合が多い。しかし，対象斜面の規模によっては，より多く測定することが望
まれる。
図
3.1
山中式土壌硬度計
（
2
）亀裂間隔
亀裂は，節理や層理，変理等の地質自体に由来するものや地質変状（破砕・褶曲等）によって
発達する場合など，様々であるが，植物（特に木本植物）はこの亀裂に根を伸ばし生育すること
が知られている。すなわち亀裂が多いほど，植物は生育しやすいことになる。亀裂間隔とは，こ
の間隔のことであり，亀裂が多いほどこの間隔は狭くなる。
測定方法は
方法で，コンベックス等で測定する。
図
3.2
亀裂間隔測定方法（例）
15cm
0 1
0
2
0
3
0
4
0
5
0
6
0
7
0
8
0
9
0
1011 121314 15
岩盤
